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掃除機コードの赤・黄印テープってなに?衝撃の勘違いが発覚

掃除機コードの赤・黄印テープってなに?衝撃の勘違いが発覚

最近ではハンディークリーナー等が増えてきたため、使用頻度が減ってきていると思いますが、コンセント式の掃除機に収納されているコードに付いている黄色いテープと赤いテープ印について、最近まで「これ以上引っ張れません」マークだと思っていました。実は「使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使って下さい」という意味で使われているようです。

黄色と赤の印、JIS(日本工業規格)で定められています
JISとは、工業標準化の促進を目的とする法律に基づき制定される国家規格のこと。掃除機の巻き取り式コードについては、以下のような記載があります。

  • コードリール式については、コードの終端部に容易に取れない方法で黄色及び赤色の印を設け、コードをすべて引き出したとき赤印は器体の外に完全に出ていなければならない。
  • 黄色と赤の印の間隔について、800ミリメートルにしなければならない。

どのような経緯で規格が決まったのか
その歴史は古く、三菱電機の掃除機の場合、1976年(昭和51年)12月の「電気掃除機JIS C 9108」の改定を受け、1977年以降に発売された製品には黄と赤の印が電源コードにつけられていました。また、日本電機工業会によると、巻き取り式の場合、どの部分までをコードの長さとするかをはっきりさせるために、赤い印をつけることになったそうです。しかし、黄色印についてはっきりとした記載ないとのこと。

現在は各メーカーとも『使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使って下さい』という意味で使っているようです。昔からつけられていたので、電源コードに黄色と赤色のテープがついていることは、知っている方も多いのではないでしょうか。赤色と黄色のテープには、ちゃんと理由があるんです。

掃除機のコードは黄色い印まで出しましょう

豆知識
出典:三菱電機

掃除機のコードには、赤と黄色のテープが巻いてあります。赤は直感でわかるように、「それ以上引き延ばしたら断線などの故障の原因に」という警告のサイン。じゃあ黄色は信号と同じように注意喚起? と思いきや、じつは「ここまでコードを出しましょう」という意味なのです。コードは黄色のテープのところまで引き出して使いましょう。

ダイソンは、現在発売されている商品の説明書には「使用時は、電源コードを黄色い線まで十分に引き出してご使用ください。また、赤い線以上に無理に、急激に引き出さないでください。断線の原因となります」と記載されています。

日立製作所の家電グループ広告部の話では、赤いテープは、『赤印以上は引き出さないでください。(断線など故障の原因になる)』との注意をするための目印としてつけているとのこと。 なお、黄色いテープは、赤いテープが出てくる前に予め知らせするための目印となるようです。 また、コードが片寄って巻き込まれたり、よじれたりして、コードが収納できないときに、この黄色い位置まで再度コードを引き出して、よじれを直してから、再度コードを巻き込むためにも使えるようです。

過去のコードリール式掃除機事故
  • D社の過去の事故
    コードのプラグ部を掴まず、コード部分を引っ張る事によりコード部が極端に曲がり、捻じれたりすることで部分的に断線し、軽い火傷を負う事故が過去に25件発生しています。コードを、プラグ部を抓まずに引っ張るのが良くないというのは、常識と思いますが、小さいお子様など知らず知らずにコードを引っ張る可能性があるので注意が必要です。

過去の古い記事や専門サイト等に問い合わせにて調査いたしましたが、筆者の調べでは1件のみしか探せませんでした。それだけ安全設計がされている証拠だと思います。また、コードリール式以外の掃除機では、充電式のハンディークリーナーなどに事故が集中しているそうです。

掃除機を長持ちさせよう

掃除機を長持ちさせるには、コードを全部引き出して使うのが正しい使い方です。

ゴミを吸い込む為に、モーターが高速回転することにより熱を発生させます。また、コードリールを巻いた状態で使用すると巻かれたコードに磁界が発生してしまう為、負荷が大きくなりコードも熱くなるうえ、モーターにも負荷がかかります。コードを全て引き出した状態で、本体に熱をなるべく貯めないようにすることが、コードリール式の掃除機を長持ちさせる秘訣になります。

電源コードが巻き取れないときは
電源コードが片寄って巻き込まれたり、よじれたりしていることがあります。電源コード巻き取りボタンを押しながら、電源コードを「巻き取る」「引き出す」動作を数回繰り返してください。そのあと、黄印まで引き出してよじれを直してから、もう一度巻き込んでください。

電源コードが巻き取れない/引き出せない(再生時間:1分11秒)
日立の家電【公式】チャンネルより※映像は、CV-SW3000で解説しています

紙パック式の場合、シールふたやパックフィルターが振動ゴムにかぶさっていると、電源コードを「巻き取る」「引き出す」動作が行えないことがあるそうです。パックフィルターが正しく取り付けられていることを確認してください。

掃除機の電源コードがねじれてしまう。

コードリール式の掃除機を使用していると、コードがねじれてしまうことがあると思います。そんな、ねじれに関係する要因を以下にまとめました。

本体の振動により発生するもの
  • 掃除中の本体転倒によるねじれの発生
    部屋を掃除する場合、掃除機本体はご使用者の動作に追随して部屋の中を動き回ります。当然そのたび電源コードにもねじれなどが発生します。ただしこのねじれは、掃除後に電源コードを巻き取ることで毎回ねじれは反転して、解消されます。
  • コンセント差し込み時のねじれ。
    電源プラグを引き出してからコンセントに差すまでの動作の中で、半~1回転ほど同方向に手首をひねる傾向が多いそうです。コンセントに差す時に無意識に手首を返していることが想定されるため、なるべく電源プラグはまっすぐ引き出してください。そのままコードリールに巻いた場合、ねじれは発生しません。
掃除機を扱うポイント
  1. 黄色のマークまで水平に引き出して使用すること。
  2. 掃除完了後は電源プラグを持ってコンセントから抜き、コード巻き込みボタンを押して巻きとります。
    ※この巻き込み時に通常ねじれは解消されます。
  3. 本体を転倒させないこと。
  4. 電源コードを極力まっすぐに取扱うことがねじれの防止になります。

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